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Latest report about 希望塾
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前回の平林奈緒美さん、今回の高岡昌生さんと、
大充実の講義が続いた。

平林さんは、SCHOOL OF DESIGNなど、グループでのトークショーを
過去3回ほど聴講したが、今回は一人での講義だったので
“平林イズム"が存分に伝わってきて、一段と好きになってしまった。

一言で言うと、彼女のパワーの源は“怒り"。(笑)

そのマグマのようなエネルギーを、
あの美しいデザインに昇華させてしまうところが、
とてつもなく建設的だ。

しかし、あそこまで徹底してこだわると、
相当周りと衝突するのではないだろうか。

“資生堂内部から干された"と半分冗談のように言っていたが、
そこまでして自己を貫く勇気は、なかなか持てるものではない。

講義の前日に箭内道彦氏を特集した番組を見ていたので、
そのギャップに少々戸惑ってしまった。

(箭内氏は、“僕は現場がピリピリするぐらいなら、作品の完成度がイマイチな方がいい"と言い、クライアントから言われるがままに意見を取り入れて、作品をより強いものに仕上げていく「クリエイティブ合気道」というスタンスを貫いている)



高岡昌生さんは、Linotype社の極東顧問も勤める、
欧文タイプのエキスパート。

2時間半の予定を大幅にオーバーしての講義だったが、
内容がとても濃く、時間的には物足りないぐらいだった。

いつも思っていることだが、
純粋な日本人が組んだ欧文は、
欧文圏の人から見れば、おそらく相当な違和感があるはず。

それは、外国人が作った、
妙な日本語の説明書を見れば明白だろう。

多くのデザイナーは、あまり深く考えず、
日本語を組む感覚で欧文を組んでしまうが、
そこには外国人の目からは奇妙に映る、様々なポイントがある。

それを一つ一つ、丁寧に説明してくれるのだから、
面白くないわけがない。

また、国内の某大手企業の会社案内に見られる、酷い欧文組版や、
某有名ADの使った書体に対する苦言など、
ちょっとショッキングな話も聞けた。

講義が終わってからもいくつか質問をしたが、
すべてに対して明快に答えてくれて、
“この人に聞けば、欧文のことは何でも知っている"という事実に
軽い感動すら覚えた。

小林章さんと高岡昌生さん、
日本が誇る、欧文書体のマイスターである。

今回、時間の関係で、事前に発表された講義内容すべてを
網羅できていなかったので、若干消化不良。

どこかで補講をしてもらえないだろうか。
TDCさん、ぜひよろしくお願いします。
by tbm18363 | 2008-05-19 02:44 | TDC

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