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独立する少し前の話。

友人のデザイナーと飲んでいた時に僕が、

“最近、佐藤可士和の作ったものなら何でもスゴい
 みたいな風潮があるけど、明学のロゴは良いとは思えない”
と言ったら、

“お前はデザイナーなんだから、評論してちゃダメだ。
 そう思うなら佐藤可士和以上のものを提示してみろ”
と言われた。

常々、デザインは例えその背景に優れたコンセプトや機能があっても、
デザインだけを切り離して見たときに、カッコ良かったり、
美しかったりしなければダメだと思っている。

最近の佐藤可士和氏のデザインをそう見たときに、
“?”と思うものが多かった。
(※ただし佐藤可士和氏は、自分なんかが考えるより
 遥かに高い次元でデザインをしていることは間違いない)

しかしその時は、友人の迷いのない口調にハッとさせられ、
それまでの自分に無かった考え方に、素直に共感した。

佐藤可士和氏と肩を並べるほどのデザイナーであれば
また違うのかもしれないが、いまの自分には彼のデザインを
評論できる資格はない。

同じデザイナーである以上、“自分ならこうする!”
というものを作ってみせなければいけない。

うわついた流行に振り回されることなく
自分の感覚を信じることは大切だが、
何も成し遂げていないうちから
人のことをああだこうだ言っていては、
それこそ居酒屋の酔っぱらいそのものだ。

ひたすら作り続けるしかない。
我、制作者たれ。
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