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あけましておめでとうございます。
2014年もD&Iをよろしくお願い致します。

年末から川崎大師のポスターが京急沿線駅構内
及び車内に掲出されています。

正面から撮った写真に、
大きく文字を置いただけというシンプルなデザインですが、
あちこち細かく調整しています。

空の色を調整して澄み切った感じを強調したり、
最近はオールド系の明朝体が流行りだけど、
あえてシャープなリュウミンを用いたり、
「崎」の文字を少し上げて、「師」を少し下げたり、
真っ赤に見えるけど、少しだけ青を混ぜたり、
左下の金色の四角を少し写真に掛けて、
上と下の情報が分断して見えないようにしたり。

最近、自分の文字遣いの傾向として、
“大きい文字ほど細く、小さい文字ほど太く”というのがあるのですが、
これもその流れです。

日頃デザインをしていて、よく“見出しの文字をもっと太くしてほしい”
などと言われることが多いのですが、
大きい文字を必要以上に太くしたら、重たすぎて見るに堪えません。
でっかいステーキがめちゃくちゃ濃い味付けだったら食べていて飽きてしまうのと同じです。
逆に少量の付け合わせこそ味を濃くすれば、アクセントとして全体のバランスが良くなります。

ま、例外もあるので一概には言えませんが。

日本では、アートディレクターの地位が低いので、
有名ディレクター(デザイナー)でない限り、
最終的にはクライアントがデザインの細部に口出しをします。

信じられませんよね。

デザインや美術を勉強していない人が、
何年もデザインの勉強をし、カッコイイものもいろいろと知っている人が作ったモノに
ああしろこうしろと指示を出すのです。

でも日本ではそれが当たり前です。
本当は違うのですが、
ほとんどのクライアントが(デザイナーも!)そう思っています。

そしてそれは僕たちデザイナーの努力不足なんです。
なぜこうなったかをきちんと説明しないと、
デザイン初心者であるクライアントには分からないのですから。
その能力がないと、いつまでたってもクライアントの言いなりで、
間違ったデザインを世の中に排出し続けることになります。

デザイナーが感覚的に思っている“何かいいでしょ?”は、
デザイナー同士では言葉を交わさなくても伝わりますが、
美術的な勉強をしていないほとんどのクライアントには伝わりません。

だから、デザイナーはきちんと言葉で説明することが必要です。
(それでも納得してもらえないことも多々あります)

そこをクリアしないと、いつまでも同じ所をグルグルと回ることになります。
そこをクリアできれば、デザイナーとして一段階上へ行けます。

経験や年齢も重要なファクターだと思います。
自分も40歳。
もう同じ所をグルグル回っていてはいけないと思います。

そのためにいろいろなモノを見て、勉強しているのです。
まだまだ足りませんが。

今年も頑張ります!



川崎大師ポスター
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