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2008.11.17
明朝とゴシック
とあるきっかけで、
明朝体とゴシック体について改めて考えてみた。
各々の書体の特徴はこんな感じだ。
明朝体…
楷書、つまり筆文字が元になっているので、
人間的で、温かみや情緒がある。
文字自体に抑揚があるので、
長文にしたときはリズムがあって読みやすい。
逆に短いワードだと弱い場合がある。
ゴシック体…
縦線と横線の太さが同じで、機械的・無機的な印象。
その特徴を利用して、かつて構成主義において、
“書体を意識させずに、純粋に文章の内容を読ませるために”
使われたことも。
簡潔で明快なので瞬時に判別しやすく、
道路標識や小さな画面などに多く用いられる。
これらを頭に入れた上で、
最も分かり易く使い分けるには、
「書体は口調である」と考えること。
明朝体は、滑らかな声のナレーター。
ゴシック体は、力強い男性の声。
級数を大きくして詰め気味に組めば、大きく野太い声。
逆に小さくパラパラと組めば、囁くような声。
チラシなどに使われるデフォルメされた派手な書体は、
さしずめ雑踏でも目立つ関西弁のオバチャンの声だろうか。
人混みの中でも一瞬で分かるので便利だが、
長時間聞いていたら疲れてしょうがない。
店頭のPOPには、派手な書体を要求されることも多いが、
実は店頭というのは、街の雑踏と同じである。
みんなが大声で話している中で、同じように大声で張り合うのが良いのか、
小さな声でボソッとしゃべった方が逆に目立つのか。
また、商品に派手な書体を用いる場合、
それが家に持ち帰られて、長い間置かれることまで考える必要がある。
濃い味付けの試食を“美味しい”と思って買って帰ったら、
3日目には飽きてしまったといった経験は誰にでもあるだろう。
自分もまだまだ勉強中だが、
書体選びは、とても奥が深いのである。
GDブログ村
明朝体とゴシック体について改めて考えてみた。
各々の書体の特徴はこんな感じだ。
明朝体…
楷書、つまり筆文字が元になっているので、
人間的で、温かみや情緒がある。
文字自体に抑揚があるので、
長文にしたときはリズムがあって読みやすい。
逆に短いワードだと弱い場合がある。
ゴシック体…
縦線と横線の太さが同じで、機械的・無機的な印象。
その特徴を利用して、かつて構成主義において、
“書体を意識させずに、純粋に文章の内容を読ませるために”
使われたことも。
簡潔で明快なので瞬時に判別しやすく、
道路標識や小さな画面などに多く用いられる。
これらを頭に入れた上で、
最も分かり易く使い分けるには、
「書体は口調である」と考えること。
明朝体は、滑らかな声のナレーター。
ゴシック体は、力強い男性の声。
級数を大きくして詰め気味に組めば、大きく野太い声。
逆に小さくパラパラと組めば、囁くような声。
チラシなどに使われるデフォルメされた派手な書体は、
さしずめ雑踏でも目立つ関西弁のオバチャンの声だろうか。
人混みの中でも一瞬で分かるので便利だが、
長時間聞いていたら疲れてしょうがない。
店頭のPOPには、派手な書体を要求されることも多いが、
実は店頭というのは、街の雑踏と同じである。
みんなが大声で話している中で、同じように大声で張り合うのが良いのか、
小さな声でボソッとしゃべった方が逆に目立つのか。
また、商品に派手な書体を用いる場合、
それが家に持ち帰られて、長い間置かれることまで考える必要がある。
濃い味付けの試食を“美味しい”と思って買って帰ったら、
3日目には飽きてしまったといった経験は誰にでもあるだろう。
自分もまだまだ勉強中だが、
書体選びは、とても奥が深いのである。
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by tbm18363 | 2008-11-17 02:19 | フォントについて
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