| Home |
2008.09.02
『欧文書体2』
欧文組版の基礎を網羅した小林章著『欧文書体』。
その第二弾が先日発売になった。
内容は『デザインの現場』での連載に加筆されたもの。
まだ読破はしていないが、
前回がルールブックだとしたら今回はガイドブック。
ヨーロッパの街角などで見かける欧文書体のスナップや、
Helveticaなどの超メジャー書体の成り立ちや背景、
フルティガー氏をはじめとする書体デザイナーへのインタビューなど、
欧文書体そのものをより深く掘り下げた内容。
極めて実践的だった前回の続編と思って買うと少し拍子抜けするが、
下手なマニュアル本とは比べものにならない余裕と奥深さを感じる。
欧文書体の鉄人である小林章さんに、
“ルールは大切だけど、そんなに難しく考えなくていいんだよ"
と言われている感じ。
欲を言えば、日本で見かける良い例、悪い例などもあると良かった。
やはり多くのグラフィックデザイナーにとって大事なのは、
今作っている目の前のチラシだったりするので…。


by tbm18363 | 2008-09-02 02:10 | 小林章
スポンサーサイト
| Home |