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アイデアって、必要なときに慌てて本を読んだり、
資料を漁ったりしても、浮かんでくるものではない。

常日頃から、いろいろなインプットをしておいて、
それが時間をかけて醗酵・熟成されて、
いざというときに、一滴のしずくのようにポタッと落ちてくるもの。

そんな気がする。

デザインが果実だとしたら、
自分という畑は、果実を取れば取るほど痩せていく。

栽培方法が確立されていれば、
休みなく果実を収穫することは可能だけど、
土が痩せていくので、その味は少しずつ落ちてゆく。

時に畑を休ませ、肥やしを撒いてやることが必要なのだ。

どんなに忙しくても、そのための時間を作って
自分に栄養を与えてやらないと、
いざという時に、いいデザインはできない。

あと、もう一つ、よく思うこと。

例えば、ある電化製品の広告を作るとき、
他社の電化製品の広告を参考にしたら、
それは二番煎じにしかなり得ない。

他社の広告を研究して、
他社がやっていないアプローチを取るなら分かるけれど、
世の中に溢れる電化製品の広告に倣ってしまっては意味がない。

でも、それをやろうとしている企業は非常に多い。
これは広告に限らず言えること。

“○○みたいな感じ"で作ったものは、オリジナル以上にはならないし、
作り手の思いやパワーが注入されていないので、
出来上がったモノにオーラが感じられない。

オーラが感じられないものは、人を惹きつけない。
つまり、作る意味がない。
満足しているのは担当者だけ。

短期的には効果が上がっても、
長期的にはその企業の姿勢としてプラスにはならないと思う。

例えそれがスタイリッシュでなくても、
“ウチはウチ"的な、腹の括り方をしている企業は、
カッコイイし、魅力がある。

そういう企業がたくさん存在する世の中はとても魅力的だし、
ひいては日本のナショナリズムにも繋がっていくのではないだろうか。

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