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佐野研二郎×瀧本幹也トークショー
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銭湯の壁に描かれた富士山の絵が、
お風呂を気持ちよい空間にしていたように、
現代の窓のない風呂を心地よい空間にすべく生まれたのが
佐野さん考案の『BATHART』。

瀧本幹也さんが撮った気持ちいい写真を、
お風呂の壁に貼れるポスターとして商品化したもの。

その発売と展示会を記念して行われたトークショー。

開始早々、いつものように時事ネタで場の空気を和ます佐野さん。
(今回はマイケルネタだった)
笑いを交えながらの明快なトークに、会場の美大系女子たちは釘付け。

一方、瀧本さんはマイペース。
朴訥とした話しぶりで、
トークの割合は佐野さん8に対して瀧本さん2。
ある意味グッドバランス。

それぞれ最近の仕事をスライドで見せながらの解説。
二人で組んだ、インテグラ、としまえん、ザ・コラーゲンなども紹介された。

佐野さんが瀧本さんに渡すラフは、曰く“ポンチ絵"。
子どもの落書きのようなラフで、
クライアントにもそれで通すらしい。

何でも、精密なラフはクライアントも細かいところを指摘し出すので、
これぐらいの方が、“う~ん、上手く撮ってね"とOKされるらしい。
(佐野さん&瀧本さんだからだろうけど…)

ただ、これは二人とも言っていたのだが、
撮影で、完成度の高いラフに“近づけていこう"とすると、
小さくまとまってしまいがちなんだという。

瀧本さん曰く、
“完成度の高いラフは安心感があるんだろうけど、
それに向かっていく作業のつまらなさを感じる"という。

これって佐野さんがよく言う、空欄を埋める作業、
“塗り絵的なクリエイティブ"と同じことだと思う。

現場で必ず起こるトラブルや想定外の出来事をプラスに転化して、
自分の想像を超えた領域までいかに跳ばせるか、
そこがクリエイティブの醍醐味だという。

なるほど~。

やっぱり作る側が作業だと思って作っていたら、
どんなにコンセプトをしっかり立てても
魅力的なものは出来ない気がする。

どんな仕事であっても、その中に自分が楽しめる部分を見つけて、
その中で思いっきり遊ぶ、ということが大切なんだろう。

そういう姿勢は、常に持ち続けたいと思った。




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by tbm18363 | 2009-07-02 23:30 | 佐野研二郎