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ヤマダ電機会長
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『カンブリア宮殿』を見た。
ゲストはヤマダ電機会長、山田昇。

ヤマダ電機は、群馬県の小さな電器屋からはじまって、
売上高1兆円を超えるまで33年しかかかっておらず、
これは、松下電器、SONY、トヨタよりも早い数字らしい。

そして、現在の売上高1兆7500億円は、7&i、イオンに続く、
小売業界第3位なのだという。

確かに最近、新橋や池袋や渋谷など、
ヤマダ電機が急に一等地に建ち始めたなぁと思ったのだが、
それほどまでに成長しているとは知らなかった。

山田昇は、ビクターに10年勤めた後、
実力主義でなかった、当時の年功序列制に嫌気がさして、
1973年に独立。

その下準備として、会社に勤めながら休日に近所の家庭を2万件回って、
家電の独占率(どれぐらい同じメーカーのもので揃えられているか)を
調べたらしい。

8割程度と想像していた独占率は、実際には2割に満たず、
結果、ヤマダ電機は開店当初から300件の顧客を獲得していたらしい。

その後、訪問販売のスタイルに限界を感じ、コジマ電機の台頭もあり挫折。
しかし、在庫処分のために行った閉店セールが予想外の大盛況。

初めて打った激安告知の新聞チラシを見た客が、
小さな店舗に殺到し、瞬く間に商品は売り切れたという。

そして山田は、“こういう商売の方法がある"ということに
気付いたのだそうだ。

その後、徐々に店舗を拡大し、
現在全国に500店舗。

山田は会長となった今も、
新聞広告の作成に携わっているらしい。

ヤマダ電機のチラシには、一般的に言うデザイン性は皆無だ。
しかし、これ以上ないほど機能性に特化している。
そして、その機能を十分に果たしている。

昔、あるテレビ番組で、有名デザイナー(たしか立花ハジメかタナカノリユキ)が、
その名を伏せてビックカメラのチラシデザインの1日アルバイトをやったところ、
そのデザインが担当社員に全面的にダメ出しされた。

そのとき有名デザイナーが作ったチラシは、たしかに格好良くてインパクトがあり、
社員が直したデザインは、目も当てられないほどダサイものだったが、
量販店のチラシとしては社員の言っていることが正しいのかもしれないと、
その時思ったものだった。


ヤマダ電機は、数年後には3兆円規模になるらしい。

しかし会長は、
小さい街の電器屋をやっていた頃は幸せだったと言った。

近所のお得意さんから夕食に招待され、
小さな赤ちゃんを背負って配達に回っていたあの頃に、
戻れるものなら戻りたいと言った。

今は社会的責任が大きすぎるのだと言う。
あの頃は家族の幸せが第一だったが、
今は社員の幸せが第一だからと言う。

でも、それが自分の喜びであり、
そうなるために頑張っているのだと言った。

僕には、そう自分に言い聞かせているように聞こえた。

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by tbm18363 | 2008-09-30 10:17 | その他

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