2008.04.28
デザイン界のミスター
去年の暮れ、当時通っていたアートディレクター養成講座で、
『講師MVP投票』なる企画を思いつき、実行した。
アートディレクター養成講座は、
毎週著名なアートディレクターに講義や課題の講評をしてもらうのだが、
僕はいつもほんの少しの違和感を感じていた。
それは“教えていただいている"という空気感。
たしかに講師の人たちは業界では有名な方ばかり。
だが、こちらはただで教えてもらっている訳ではない。
ちゃんとお金を払っている。それも結構な額を。
(もちろん主催者が間に入っているのだが)
だったらちゃんとした講義をしてもらって当然じゃない?
むしろ、つまらない講義には
クレームを付ける権利だってあると思う。
でも、ほとんどの人はそうは思っていない。
“教えていただいてありがたい"
“遅刻してしまったら申し訳ない"
という空気が流れている。
きっと会社のお金で来ている人は、
そういう実感がないのだろう。
とにかく、そんな空気が嫌で思いついたのが、先の企画だった。
生徒にだって講師を評価する権利があるだろうと思ったのだ。
ただ、そんな刺々しい感じを前面に出しても誰も賛同してくれないので、
そこは厚めのオブラートに包んで、楽しい企画としてパッケージングしてみた。
その結果、40人以上の生徒が投票に参加してくれ、
結果、佐野研二郎さんがMVPに選ばれたのであった。
そして、その表彰を兼ねての懇親会を先日開くことができた。
佐野さんからしたら、
面識が無いに等しい生徒から、いきなりの懇親会への誘い。
にも関わらず、事情を伝えると快くOKしてくれた。
MR_DESIGNという事務所を立ち上げたばかりで多忙にも関わらず、
颯爽と自転車で、手みやげまで持って来てくれた。
超売れっ子にも関わらず、この気さくさ、
まさにデザイン界のミスターと呼ぶに相応しい人である。
途中から、博報堂の元佐野チームで、今年のJAGDA新人賞を受賞した
小杉幸一さんも登場し、大盛り上がりの懇親会となった。
ただ、ここでもやっぱり“拝聴してる"感が拭えない、
我らがアートディレクター養成講座の面々なのであった。
ま、今回は来てくれたことが奇跡だったから、
僕もちょっと恐縮してしまったが…。
『講師MVP投票』なる企画を思いつき、実行した。
アートディレクター養成講座は、
毎週著名なアートディレクターに講義や課題の講評をしてもらうのだが、
僕はいつもほんの少しの違和感を感じていた。
それは“教えていただいている"という空気感。
たしかに講師の人たちは業界では有名な方ばかり。
だが、こちらはただで教えてもらっている訳ではない。
ちゃんとお金を払っている。それも結構な額を。
(もちろん主催者が間に入っているのだが)
だったらちゃんとした講義をしてもらって当然じゃない?
むしろ、つまらない講義には
クレームを付ける権利だってあると思う。
でも、ほとんどの人はそうは思っていない。
“教えていただいてありがたい"
“遅刻してしまったら申し訳ない"
という空気が流れている。
きっと会社のお金で来ている人は、
そういう実感がないのだろう。
とにかく、そんな空気が嫌で思いついたのが、先の企画だった。
生徒にだって講師を評価する権利があるだろうと思ったのだ。
ただ、そんな刺々しい感じを前面に出しても誰も賛同してくれないので、
そこは厚めのオブラートに包んで、楽しい企画としてパッケージングしてみた。
その結果、40人以上の生徒が投票に参加してくれ、
結果、佐野研二郎さんがMVPに選ばれたのであった。
そして、その表彰を兼ねての懇親会を先日開くことができた。
佐野さんからしたら、
面識が無いに等しい生徒から、いきなりの懇親会への誘い。
にも関わらず、事情を伝えると快くOKしてくれた。
MR_DESIGNという事務所を立ち上げたばかりで多忙にも関わらず、
颯爽と自転車で、手みやげまで持って来てくれた。
超売れっ子にも関わらず、この気さくさ、
まさにデザイン界のミスターと呼ぶに相応しい人である。
途中から、博報堂の元佐野チームで、今年のJAGDA新人賞を受賞した
小杉幸一さんも登場し、大盛り上がりの懇親会となった。
ただ、ここでもやっぱり“拝聴してる"感が拭えない、
我らがアートディレクター養成講座の面々なのであった。
ま、今回は来てくれたことが奇跡だったから、
僕もちょっと恐縮してしまったが…。
by tbm18363 | 2008-04-28 03:15 | 佐野研二郎
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