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JAGDAセミナー『文字の先と端』
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クリスマスイルミネーションもあと数日。
六本木のミッドタウンも多くの人で賑わっている。

そんな中、僕はショップやレストランには目もくれず、
ミッドタウン・タワー5Fの一室へ。

2日間連続で開催された、JAGDA主催の
文字に関するセミナー。

講師は、初日が葛西薫さん、
二日目が服部一成さん。

葛西さんの話を聞くのは10月のADC大学以来。
服部さんは初めて。

各々二時間に及ぶ講義。

葛西さんの講義の印象は、
“なんて文字を愛している人なんだ”。

字間(文字と文字の間のスペーシング)の話になったのだが、
曰く、“自分が文字と文字の間にいる気分”になって、
“どのスペースにいても同じ気持ちになるように組めば、
それが美しい文字組になるはずだ”、と。

自分が文字と文字の間にいる!?

なんだか、とんでもないオタクっぷり。

これ、対象が文字だったから良いものの、
たとえばフィギュアとかスイーツだったら、
かなりあぶないオヤジである。

しかし、葛西さんはこう言っては失礼かもしれないが
とってもキュートな大人。

文字だけにとどまらず、身の回りの様々なものを見る目が、
とてつもなく上品でやさしくてユーモアにあふれている。

そして人柄と作品がピタッと一致する。

そもそもデザインをするには、ミクロとマクロ両方の視点が必要だが、
葛西さんは、そのミクロがめーーっちゃくちゃ近くて、
マクロがめーーっちゃくちゃ遠い。

つまり寄りと引きの倍率が、自分の100倍ぐらいある感じ。

あの葛西さんの美しい作品たちは、
そんな目で磨かれて生まれてきたんだろうなぁ。

月並みだけど、すごく勉強になりました。

--

2日目の服部さん。

デザインは大好きだけれど、話がイマイチ。

話し方って、とても重要だな、と。

服部さんは、話の入りの部分をくどいほど丁寧に説明し、
肝心な結末部分を驚くほどサラッと流す。

つまり、聞き手の欲求と正反対。

何度もこういう講義はしているから
緊張しているはずもないと思うのだけれど、
これがM-1なら1回戦落ちである。

というわけで、いろいろ興味深い話もあったのだけれど、
講義終了を待たずして会場を後にしてしまいました。

服部さん、ゴメンナサイ。


by tbm18363 | 2007-12-24 23:30 | JAGDA

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