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本日11月18日から、東京ミッドタウンで、
復興支援チャリティ「やさしいハンカチ展」の東京展がはじまります。

大阪-台北-札幌-名古屋と巡回してきたこの企画展、
JAGDA会員のデザイナー586名がデザインしたハンカチの数々を展示即売します。
1枚お買い上げ頂くと、同じものが来年の新学期に、
被災地の子どもにもプレゼントされます。

僕のデザインしたハンカチもあります。

真ん中の日の丸が「ARIGATO」。
そこから、世界中の言葉で「ありがとう」が広がってゆくデザインです。

12月25日までの開催です。


handkerchief
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竹尾見本帖本店で開催されている、
「クリエイター 100人からの年賀状」展へ行ってきた。

デザイナー、クリエイターの人たちが、
私的・公的に制作した今年の年賀状がずらっと展示されている。

やっぱりみんなクリエイターだから、
印刷や加工に見どころが多い。

モチーフもさまざまで、
ベタな寅の年賀状は少なめ。
(でも中には普通に寅のイラストの年賀状もあった)

100人分見るのは大変かと思ったけれど、
実際見たらあっという間。
じっくりと3周ぐらい見させてもらった。

その中で個人的ベストは、
高橋正実さん。

パッと見、ただのまっ金金の大きめの長方形のはがき。
中をくりぬくと、1と0になり、
外枠の「0」から景色を覗くと、
すべては金色に輝きます、というアイデア。

アイデアが最高で、
デザインもシンプルで美しい。

高橋正実さんは、デザイン誌などで目にする度、
デザインに向かう姿勢がすばらしいと、尊敬してしまう。


前田豊さんの年賀状も面白かった。

ドラえもんの第1巻の表紙を超拡大して、
「トラ」の部分だけ入るようにトリミング。
ドラえもんの頭もちょこっとだけ見えているのが絶妙。

前田豊さんというデザイナーさん、
恥ずかしながら知らなかったのだが、
調べてみたら、廣村正彰さんの下で経験を積まれた方らしい。
現在は「氏デザイン」として活動をされている。
さすが。

デザインがカッコイイだけの年賀状って、
デザイナーならありがちだけど、
ユニークなアイデアが入っているものはやはり面白い。


デザインとは別に印象に残ったのが、
平林奈緒美さんの年賀状に書かれていたワード。

「WORK HARD, PLAY HARDER」

これ、最高。
さすが平林さん。

座右の銘にしたい。



もう一つ、

実はこれが一番面白かったのだが、
皆さんが書かれた直筆の宛名とサイン。

字体や筆記用具、文字の色、大きさなど千差万別で、
デザイン以上に生の人柄が出ているように感じて、
とても興味深かった。

やっぱり手紙は直筆なのがいい!


m_takahashi




JAGDA TOKYO 第20回展
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先週の土曜日、六本木のJAGDA TOKYOで開催されていた、
カイシトモヤ×寺島賢幸 「HUMAN」の最終日に駆けつけた。

JAGDA TOKYO展は、JAGDA会員が二人一組になって一週間の企画展を行い、
それを1年にわたってリレー形式で開催してゆくもの。

今回はカイシさんがファンだという寺島さんに声を掛け、
お二方のポスター展が実現した。

カイシさんは、たまたまこのブログを読んでくれたことがきっかけで知り合い、
その後もSNS上でちょこちょこメッセージを交わしていたのだが、
実際に会うのは今回が初めて。
その発想力と定着力にはいつも感心させられているので、
作品はもちろん、会って話をするのが楽しみだった。

オープンと同時に到着したところどうやら一番乗り。
残念ながらホストもいないギャラリーで、
15~16点のポスターをゆっくり鑑賞。
火曜日のオープニングパーティーでは、
この狭いスペースに150人もの人がいたというから、
結果的に今日来たことは幸いだったかもしれない。

カイシさんも寺島さんも、その作品にはいつもツボを突かれているのだが、
今回の作品に限って言えば、カイシさんの方がツボだった。

フォルムと色と質感が、実験的でありながら安心して見られるというか。

学生の頃に「ポスター」というものに憧れていた気持ちを今も持ち続けている感じが
見ているこちらにも伝わってきて、やっぱりポスターっていいなぁと思ってしまった。

グラフィックデザインの中でもポスターはちょっと特別というか、
僕は音楽に近いと思っているのだが、
良いポスターを見ると、理屈抜きに心が高揚する。
デザインとアートの境界線なんてどうでもいいと思えてくる。
「カッコいい」「欲しい」「部屋に貼りたい」。それがポスターの醍醐味だと思う。


じっくりとポスターを観終わり六本木駅に向かう途中、
ギャラリーに向かうカイシさんと遭遇。

声を掛け、とんぼ返りでギャラリーへ引き返し、
カイシさん直々に用意してくれたお酒とおつまみで、
しばしデザイン談義。

途中から、同じくJAGDA会員の小熊千佳子さんや、
大阪から三木健さんなどもお見えになり、
ギャラリー内のカウンターはちょっとしたサロンと化した。

気がつけば3時間も長居をしてしまい、
高揚感とシャンパンで良い気持ちになりながら、
六本木を後にした。




by tbm18363 | 2009-09-25 01:07 | 展覧会

『日本のグラフィックデザイン2009』
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六本木に行ったついでに、
ミッドタウンでJAGDA2009の作品展を見た。

たくさんのポスター、
たくさんの小型グラフィック、

ハイクオリティーな作品ばかりなんだけど、
なぜか心にグッと入って来ない。

度重なるフェイバリットアーティストの訃報で、
心がそっぽを向いているのだろうか。

入口付近に展開されていた福田繁雄の作品群と
生前のVTRをぼんやり眺めていたら、
小林秀雄の言葉を思い出した。

「死んでしまった人間というものは大したものだ。
何故ああはっきりとしっかりとしてくるんだろう。
まさに人間の形をしているよ。
してみると、生きている人間とは、人間になりつつある一種の動物かな」

そうかもしれない。


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by tbm18363 | 2009-07-23 23:31 | 展覧会

2009.06.01 GRAPHIC TRIAL 2009
GRAPHIC TRIAL 2009
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印刷博物館P&Pギャラリーで行われている
GRAPHIC TRIAL 2009のトークイベントへ。

GRAPHIC TRIALは、毎年4名ずつのクリエイターが
オフセット印刷という枠の中で、さまざまな印刷技術を駆使して作品を制作し、
印刷表現の可能性を探るという、凸版印刷による企画。

今年の参加クリエイターは、秋田寛さん、植原亮輔さん、
佐野研二郎さん、八木克人さんの4名。

早めに着いて一通り展示作品を見てから、
トークイベントに参加。

参加定員80名と聞いていたが、
会場はかなり広い。
開始と同時に照明が落とされ、
メモが取りづらい…。

最初にクリエイターと担当PD(プリンティングディレクター)が、
順に今回の作品のコンセプトを説明。

秋田さんは、18歳の時に魅せられたという「網点」で様々な実験。
植原さんは、印刷だけで質感をどこまで出せるかを追求。
佐野さんは、裏写りを利用して、ポスターに立体感を出すことにトライ。
八木さんは、岩や木や水といった自然物の質感の再現を追求した。

トライアルの方向性は4者4様だったが、
今回苦労した点についての話では、
異口同音に「目的のないポスターを作ることの難しさ」を挙げていた。

今回の4名は全員アートディレクターだったので、
それはもっともな回答。

美大生の頃は、“ポスター"と聞くだけで、
大きくてカッコイイビジュアルが作れる!と思ってワクワクしたが、
社会人になってデザイナーを生業として以来、
ポスターは本来、目的達成のための手段であって、
何かを表現するための純粋なアート作品ではない、
ということを嫌と言うほど聞かされてきたのだ。

“何でもいいからポスターをデザインして"と言われたら、
プロのアートディレクターであればあるほど迷ってしまうと思う。

また同時に印刷技術も、表現上の目的があって初めて
“じゃあどういう印刷技術を使おうか"という話になるのであって、
それ自体をテーマにされると、どうしていいか分からない。

そういう意味では、このGRAPHIC TRIALという企画自体どうなんだ、
という話になってしまうのだが…。

佐野さんは、
“普段は強さを出すためにモノクロとかを使って機能性を重視しているので、
今回自分の作品のとっかかりを掴むまで、かなり苦労した"
という主旨のことを言っていた。

さらに、
“実際、駅貼りポスターは1m以上離れて見るものだし、
額に入っているような場合もある。
印刷も、ネットで安くカラー出力できる時代であり、
自分も少部数ならカラー出力にする場合もある。
ただ、DMのように実際に手に取ってみるものについては、
モノとしての存在価値があるので、印刷技術の必要性は感じる。
ADC年鑑で見ても分からない実物のインパクトというものは
確かに存在するので、モノによって使い分けていけばいいのではないか"
と言っていた。

ホント、その通りだなと思った。

最近、「デザインの機能性」みたいなことをよく考えるので、
正直、印刷テクニックにスポットを当てる企画展って
自分的にピンと来ないなぁと思っていたのだが、何かスッキリした。
佐野さんありがとうございました。
(トークイベント後、挨拶をさせてもらったけど、
 そのことを伝えられなかったので、この場でお礼申し上げます)





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by tbm18363 | 2009-06-01 20:25 | 展覧会