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ラーメンズ「TOWER」
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ラーメンズ第17回公演「TOWER」へ。

ライブは初だったが、
DVDで見た通りのラーメンズっぷりで、
安心して楽しめる内容。

小林賢太郎は、尊敬する芸人の一人だが、
とにかくバランス感覚がすばらしい。

オムニバス形式のコントは、
間で笑わせるコント、客に想像させるコント、
言葉遊びのコント、マジックを交えたコント、
見た目で笑わせるコント、中学生のような暴走コント、
セリフのやりとりを高速で畳みかけるコント、等々。

一つとして同じものが無いコント。
その順番や構成のバランスがすばらしい。

オープニングは緊張感のあるシーンから始まり、
徐々に緩和させて笑いを大きくさせてゆく。
じっとしているコントの次は動き回るコント。
頭を使うコントの次は、頭空っぽで楽しめるコント。

一つ一つのセリフをとっても、
理論的なセリフと感情的なセリフのバランスが良いから、
難しすぎて退屈になることもないし、
ばかばかしくて飽きることもない。

きっとめちゃくちゃ頭良くて、
めちゃくちゃ考えて創ったコントだろうけど、
見る側にそう感じさせないようにしている。
そのさじ加減がまた絶妙。

ただひとつだけ懸念材料が。

客層は女性が圧倒的に多いのだが、
開演と同時に“笑おう"という空気になっていて、
ちょっとしたことですぐに笑いが起こる。

あれはやりにくいだろうと思う。

ラーメンズは、反応がダイレクトに返ってくる醍醐味を味わいたいから
テレビに出ないと聞いたけど、
黄色い声援に近い反応が溢れている空間でやるのはどうなんだろう。

島田紳助が、漫才ブームの頃に、
女の子だらけの客前でばかりやっていたら自分たちがダメになると思って、
気持ち的にはテレビカメラの向こうにいる男性や同業者に向かって漫才をしていた、
という話を聞いたことがある。

ラーメンズならそんなことぐらい百も承知だろうが、
あの“ぬるい反応"は、結構な芸人殺しだなぁと思う。

閑話休題。

good design companyによる宣伝美術は、
今回もものすごく凝っていた。

入口でもらうチラシが立派なお土産になるのは、
ラーメンズぐらいではないだろうか。




↑台形になっているチラシ。文字の部分はシルク印刷?
とにかく厚盛りで、微妙に金の混ざった真っ黒なインク。



↑空押しやパンチング、ニス引きなど、凝った加工がめじろ押し。



↑裏面のテキストもすべて台形になってる。



↑ボール紙並みの厚紙。竹尾のファーストビンテージ?



↑懐かしの三部作。


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by tbm18363 | 2009-06-18 01:45 | 水野学

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水野学トークショー
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先日のブログにも書いた、書籍「グッドデザインカンパニーの仕事」の
発売を記念したトークショーを聞きに、青山ブックセンターへ。

スッキリと髪を切った水野さんが、登場して最初に宣言したのは、
「今日は本に書いていないことを喋ります」ということ。

予想外だったが、素晴らしい!と思った。

様々な事情で本編に入りきらなかった話。
未公開シーン、メイキング、オフレコ etc.
会場に足を運んだ人たちだけに与えられる特権があってこそ、
(無料でない)トークショーの意味がある。

前述の著書は、当然ながらご自身の会社である
グッドデザインカンパニーの話がメインだったが、
今回のトークショーは、人間・水野学の話がメイン。

まさに、僕が著書の内容について物足りなく思っていた部分で、
(と言っても、あのタイトルからしては何も間違っていないのだが)
それがこのトークショーで語られるとあっては、
期待しないはずがない。

果たして水野さんは、幼少時~学生~ドラフト時代~現在まで、
水野学個人が何を考え、どう過ごしてきたかについて、
いつものように、丁寧に、笑いを交えながら話された。

全体を通して感じたのは、仕事にまつわる全てにおいて
非常に徹底している人だということ。

モノ作りに対してのこだわりはもちろん、
それに関わる人(外部・内部スタッフからバイク便に至るまで!)に対しても、
そこまで!?と思うほどの徹底ぶり。

世の一流と呼ばれている人たちでも、
自分の仕事にここまで熱く、緻密に、徹底して拘っている人は、
そうそういないのではないだろうか。
そういう意味で、本当に尊敬してしまう。

そして、これも冒頭で、
「今日のトークショー、来ていただいた皆さんが、
何か一つでも持って帰ってもらえればと思って話します」
と言われていたのだが、その言葉通り、
僕はとても身になる話を、一つ持ち帰ることが出来た。
(それはここでは書かないでおこうと思う)

今回ひとつ不満だったこと。

2時間の予定であったトークショーが、
1時間を経過した辺りから何故か押せ押せになり、
30分を残して、質問コーナーになり、
さらに15分ほど残して終了。サイン会へと移ってしまった。

これって書店側の告知としておかしくない?

2時間って書いてあったら、普通トークが2時間だと思うでしょ。
こっちもそのつもりで行ってるし、
せっかくの良い話、たっぷり2時間聞きたかった。
何なら、延長して3時間でも聞きたかったぐらい。

途中から巻きが入るのはトークショーの常だけど、
入場料取る以上は、その辺をキッチリやってほしいと思う。

今回、何も言わずに帰ってきてしまったが、
後々のことを考えると、ちゃんとクレームをつけるべきだったと反省。

ただ、素晴らしいトークショーだったことには違いない。


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by tbm18363 | 2008-12-15 02:12 | 水野学

グッドデザインカンパニーの仕事
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今まで無かったのが不思議な、
good design companyの10年間をまとめた本。

表紙は白のグロス紙にスミの箔押し。
以前書いた新潮文庫に似たイメージ。

内容は、アートディレクション、デザイン、gdc(オフィス)
の三章立て。

ドコモのiD、ラーメンズ、東京スマートドライバー等々、
これまでの代表的な仕事を具体例に、
gdcの取組み方が詳細に書かれている。

全体の印象としては、
丁寧でやや堅め。

文体こそ平易なものの、
ノリやニュアンスが排除された、
ストイックな内容。

ただし図版が豊富で、
その仕事のこぼれ話が書かれた脚注など、
楽しく読めるよう配慮もされている。

佇まいとしては、gdcの仕事と謳いながらも、
アートディレクションとデザインについての
基本的な概念が解説された教科書のよう。

トークショーで笑いを取りに走る水野学さんではなく、
打ち合わせで明快に理論を説明する水野学さんが、
ここにはいる。



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by tbm18363 | 2008-11-28 00:39 | 水野学

デザイン特講~水野学~
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テレビ東京『Design Channel』のデザイン特講の公開収録へ。
今回の講師はgood design companyの水野学さん。

当日は雨にも関わらず、多数の観覧希望者が集まり、
1階のスタジオには入りきらず、2階及び階段にまで
観客が入るほどの盛況ぶり。

水野さんは、その状況をとても喜んでいて、
来場者へ飲み物を差し入れするサービス。
雨と大人数で蒸し暑いコンディションにも関わらず、
会場全体が和やかなムードで収録スタート。

内容は「自己紹介」「gdcの仕事」「gdcの考え方」の三部構成。

この中で一番興味深かったのは、実は「自己紹介」。

両親の写真から始まり、幼少時の写真、
多摩美時代、佐野研二郎さんと写っているラグビー部の写真、
真面目そうな顔で写っている新卒時の面接用の応募写真や
植原亮輔さんたちと並んで写っているDRAFT時代の写真、
そして、独立当初から現在に至るまでの事務所の写真など、
これまで書籍などで目にしたことのないものばかりだった。

事務所の家賃が、10万円から25万円、そして現在(企業秘密らしい)へと
変わっていった話や、ひとつの作品から仕事が次々と繋がっていった話など、
今の自分に重ね合わせる部分も多く、興味深く聞くことが出来た。

その後の「仕事紹介」や「考え方」についての話も、
ここ数回のセミナーと違って一人ということもあり、
丁寧に、且ついつも以上に笑いを交えながら進んでいった。

一人で丁寧に話される分、これまで何度も目にしている作品についても
新しい話が聞けたり、作品作りのちょっとしたコツが聞けたりして、
こういうのがあるから、トークショーはやめられないと思った。

ところで僕は、自分なりに明確な理由を持って、
講座やセミナーに参加している。

まず目的は、デザイナーとして上を目指すこと。

その為にはいろいろな方法があるが、
間違いなく上達への近道になるのが、一流の人の下で働くこと。

そういう人は、1年で何千時間もその人の話を聞くことになる。
(もちろん仕事ぶりも目にすることが出来る)

逆に全く付かない人は0時間。

僕もこれまで一流の下に付いたことがないので0時間。

実際付きたいと思って自分の行きたいところを
中途で受けたりもしたが、それは叶わなかった。

しかし、講座やセミナーに行って一流の人の話を聞くことが出来れば、
何十時間か、彼らの側に付いて話を聞いたのと同じことになる。

何千時間とは比べものにならないけれど、
0時間とも明らかに違う。

そこで集中して多くのことを吸収できれば、
数字以上に何千時間の人たちに近づくことが出来る。

そう思って、参加している。

話が逸れたが、
今回はとても密度の濃い講義だった。

一番参考になったことは、行った者の特権としてここには書かないが、
水野さんの、聞く者を飽きさせない講義スタイル(=プレゼン能力)
にも大いに感心した2時間半であった。

放送は4月上旬予定とのこと。

しばしば“ここカットで(笑)”と言っていた講義が、
どのように編集されているか楽しみだ。
by tbm18363 | 2008-03-15 19:23 | 水野学

2007.06.05 ARTS開講式
ARTS開講式
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今、もっとも旬なスポット、
六本木の東京ミッドタウン。

先の土曜日、そのミッドタウンにて、
ARTSの開講式がありました。

ARTS(アーツ)とは、
宣伝会議という出版社が毎年開催している
アートディレクター(AD)養成講座のことで、
6ヶ月にわたって、日本のトップクリエイター達が
週替わりで講義や課題演習を行うものです。

その第8期の開講式として行われたのが、
good design company代表の水野学氏と、
現在大量OA中のApple+ラーメンズのCMを手がけた
博報堂のコピーライター曽原剛氏の対談。

ミッドタウンのカンファレンスルームに集まった
約90名近くの生徒を前に、
作品を作る上での考え方や裏話などを
水野さんお得意の軽妙なトークを交えながら、
2時間以上にわたって講義されました。

すべてのクリエイターに通じるような根本的なことから、
明日からでも現場で使えそうな実践的なことまで、
この開講式だけでも、この講座をとった甲斐があったと
思える内容のものでした。

後半の質疑応答でも(今回、目標だった“最初に挙手"を果たせました)
軟らかい話から堅い話まで、
和やかながらも背筋がピンとなるような充実した内容で、
今後の講義も楽しみになってきました。


その後、安藤忠雄による21_21のギャラリーで、
深澤直人プロデュースの「チョコレート展」を観覧。

土曜日のせいか、「チョコレート」のせいか、
館内は良い意味で緩~い雰囲気。
作品は、深いものから浅いものまであって、
こういう肩肘張らない企画展も面白いなと思いました。

入り口で入場券と引き替えにもらえるチョコレート、
疲れた体にとても美味しかったです。
by tbm18363 | 2007-06-05 02:12 | 水野学