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「広告はものづくり」宮田識×藤崎圭一郎トークショー
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前回の続き。
4/5に青山ブックセンターで行われたトークショーの一部を
一問一答形式で。

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藤:藤崎圭一郎
デザインジャーナリスト。『デザインするな~DRAFT代表 宮田識~』の著者。

宮:宮田識
クリエイティブディレクター。DRAFT代表。
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藤:最近、北方謙三の水滸伝にハマっているそうですね。

宮:書かれている男がカッコイイ。筋が通っている。本自体も文章が短くパッと読める。コレを読むと、男を見る目が変わりますよ。


藤:広告・デザインで世の中を少しでも良くしようとする志が、DRAFTからは感じられるが、きっかけとなった仕事は?

宮:そういうものはとくにない(笑)。


藤:デザイナーをやっていて、思い通りの仕事が出来ない人も大勢いると思うのですが、そういった負のスパイラルから抜け出すには?

宮:基本的には勇気です。やりたくない仕事は断れば来なくなる。31歳の時に、クライアント直の仕事しかやらないと決めた。自分でハッキリ決めたら、実際にそうなった。


藤:でも食えなくなりますよね?

宮:大丈夫。世の中に会社はたくさんある。(店内を見渡して)本だってこんなに出てる。この本の数だけ誰かがデザインしているわけですから。ただ、その当時カミさんに喰わせてもらっていた時期もあり、それは未だに言われます(笑)。


藤:会議が長いらしいですけど何を話している?

宮:ほとんど俺が喋ってるかな。10時間話して、ゼロに戻すこともあります。

(藤崎補足):宮田さんはよく怒鳴っている。一番大きな音が鳴る机の叩き方もマスターしている。怒鳴り声を聞いて、会社に来たお客さんが部屋に入れないでいることも。でも宮田さん本人は、怒って部屋を飛び出したあと、中に残されたクライアントの様子を気にしていたりもする。


藤:佐々木宏さんと仕事されていますね?

宮:佐々木宏とは、今はやりたくない(笑)。表現の切り口を変えて7~8案アイデアを出し、それを組み合わせて何パターンも作る。俺にはもうそんな根性ない。そのやり方は俺が教えたんだけど(笑)。彼とやるときもそうだけど、まず言葉を探す。それはキャッチコピーではなく、プロジェクトのキーワードとなる言葉。皆が同じイメージを持つための指針のようなもの。


藤:D-BROSはどういった経緯で?

宮:クライアントとの付き合いの中で、担当が変わっただけで、それまでやってきたことがゼロになってしまったり、関係をスパッと切られたりしたことがあった。だったら自分で1から作っちゃった方が早いかもと思った。元々物作りが好きだし、自分で作ったものを営業とかしてみたかった。
未だに赤字だけど(笑)。


藤:今後の広告・デザインは?

宮:今、世の中にいろんなジャンルのデザイナーがいるけど、デザイナーの垣根は無くなると思う。すべてはWEBに追随する形になっていくんじゃないかな。あと5年ぐらいでガラッと変わると思う。そうなったときに大切なのは、普段からのモノの見方だと思います。


その他、面白かった話

・モスバーガーの撮影で、坂井栄一郎や藤井保が昼飯にモスバーガー食べずに弁当食べてたんで、もう次から頼むのやめました(笑)。本当は撮ってもらいたいんだけど、そこはやっぱり。

・朝は7:00起き。夜はメチャクチャ。土日はゴルフ。

・タレント広告は基本的に嫌い。ギャラが高い。その分スタッフに払いたいと思っちゃう。本来商品が語るべき事を、タレントの顔を利用して代弁させるのが嫌。性に合わない。もちろん使った方がいい場合は使いますけど。

宮:人が伸びるのは難しい。きっかけを多く与えてやることしかできない。庭の草むしりから、展示の準備、パーティー、便所掃除などなど。そこで何かを得るヤツは得る。得ないヤツは得ない。

宮:デザイナーになってなかったら、植木屋かな。木に一番生命力を感じる。





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by tbm18363 | 2009-04-10 02:32 | 宮田識

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