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2008.09.17
ブログ増加=サーフィン時間増加…
小林章さんのNewブログがスタート。
その名は「タイプディレクターの眼」。
街で見かけた欧文フォントを紹介する、
良い意味でお気楽なフォントブログ。
http://akobayashi.exblog.jp/
もう一つ、今年のJAGDA新人賞受賞者、
岡室健、小杉幸一、福岡南央子、丸橋桂の4氏によるブログ。
彼らの最新作がいち早く見られる。
http://jagdanew2008.jugem.jp/
その名は「タイプディレクターの眼」。
街で見かけた欧文フォントを紹介する、
良い意味でお気楽なフォントブログ。
http://akobayashi.exblog.jp/
もう一つ、今年のJAGDA新人賞受賞者、
岡室健、小杉幸一、福岡南央子、丸橋桂の4氏によるブログ。
彼らの最新作がいち早く見られる。
http://jagdanew2008.jugem.jp/
by tbm18363 | 2008-09-17 01:05 | 小林章
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2008.09.02
『欧文書体2』
欧文組版の基礎を網羅した小林章著『欧文書体』。
その第二弾が先日発売になった。
内容は『デザインの現場』での連載に加筆されたもの。
まだ読破はしていないが、
前回がルールブックだとしたら今回はガイドブック。
ヨーロッパの街角などで見かける欧文書体のスナップや、
Helveticaなどの超メジャー書体の成り立ちや背景、
フルティガー氏をはじめとする書体デザイナーへのインタビューなど、
欧文書体そのものをより深く掘り下げた内容。
極めて実践的だった前回の続編と思って買うと少し拍子抜けするが、
下手なマニュアル本とは比べものにならない余裕と奥深さを感じる。
欧文書体の鉄人である小林章さんに、
“ルールは大切だけど、そんなに難しく考えなくていいんだよ"
と言われている感じ。
欲を言えば、日本で見かける良い例、悪い例などもあると良かった。
やはり多くのグラフィックデザイナーにとって大事なのは、
今作っている目の前のチラシだったりするので…。


by tbm18363 | 2008-09-02 02:10 | 小林章
2008.02.01
欧文タイプセミナーその後
11月5日のブログに書いた、
小林章氏の欧文タイプセミナー。
質疑応答の際、質問の多さに時間切れとなり、
漏れた分は紙に書いて提出、
後日HP上で返答するということだったのだが、
先日TDCのサイトで、その回答が公開された。
本当にすべての質問に答えられているようで、
3ページにもわたるQ&Aの中、
僕の質問もしっかりと載っていた。
ちなみに僕の質問は、
Q. 和文、欧文に限らず、イラストレータ上で線(フチ)を付けて、若干太らせて味を出すような事をするのですが(ボテッとさせる)それはやるべきではないのでしょうか。例えば、Regularだと細くて、Mediumだと太いなと感じる時など、単純に太らせてよいものなのかどうか。
というもの。
それに対する小林さんの答えは、
A. 程度とあなたの美意識との問題です。いずれにしても、書体デザイナーから抗議の電話がかかるということは無いと思います(笑)。安心していろいろ試してください。やっているうちに、これはやりすぎだという自分なりの基準ができてくると思うんです。それが他の人にとって読みにくくなければ良いんですよ。
なるほど。とてもスッキリした。
とくに、“やっているうちに~自分なりの基準ができてくる”というのは
非常に納得できた。
ほかの質問への回答の中で、
“書体は米、それをどう美味しく調理するかはデザイナーの自由”
ということも言われていて、確かにその通りだな、と。
変わったことをやろうと、べちゃべちゃに炊いても良いけど、
それを食べた人が、またその店に来てくれるかどうか、とか、
魚沼産コシヒカリは、ガパオごはん用に開発されたものではないが、
農家の方に作ることを禁じられている訳ではないし、
意外とそこに新たな発見があるかもしれない、とか。
料理は愛情というけれど、書体もきっとそうなんだ。

小林章氏の欧文タイプセミナー。
質疑応答の際、質問の多さに時間切れとなり、
漏れた分は紙に書いて提出、
後日HP上で返答するということだったのだが、
先日TDCのサイトで、その回答が公開された。
本当にすべての質問に答えられているようで、
3ページにもわたるQ&Aの中、
僕の質問もしっかりと載っていた。
ちなみに僕の質問は、
Q. 和文、欧文に限らず、イラストレータ上で線(フチ)を付けて、若干太らせて味を出すような事をするのですが(ボテッとさせる)それはやるべきではないのでしょうか。例えば、Regularだと細くて、Mediumだと太いなと感じる時など、単純に太らせてよいものなのかどうか。
というもの。
それに対する小林さんの答えは、
A. 程度とあなたの美意識との問題です。いずれにしても、書体デザイナーから抗議の電話がかかるということは無いと思います(笑)。安心していろいろ試してください。やっているうちに、これはやりすぎだという自分なりの基準ができてくると思うんです。それが他の人にとって読みにくくなければ良いんですよ。
なるほど。とてもスッキリした。
とくに、“やっているうちに~自分なりの基準ができてくる”というのは
非常に納得できた。
ほかの質問への回答の中で、
“書体は米、それをどう美味しく調理するかはデザイナーの自由”
ということも言われていて、確かにその通りだな、と。
変わったことをやろうと、べちゃべちゃに炊いても良いけど、
それを食べた人が、またその店に来てくれるかどうか、とか、
魚沼産コシヒカリは、ガパオごはん用に開発されたものではないが、
農家の方に作ることを禁じられている訳ではないし、
意外とそこに新たな発見があるかもしれない、とか。
料理は愛情というけれど、書体もきっとそうなんだ。

by tbm18363 | 2008-02-01 01:37 | 小林章
2007.11.05
欧文タイプ・セミナー
TDCが主催の、タイプ・デザイナー小林章氏による
欧文タイプセミナー(於:女子美杉並キャンパス)へ。
そういえば女子美って来たの初めてだなぁ、
どんな雰囲気なんだろう(ワクワク)と思いつつ、
校門を抜けると、中庭で硬式テニス部が威勢の良い声を上げながら
練習の真っ最中。意外と体育会系。
開講の15分前に到着すると、200名ほど入れる講堂は
僕のような社会人デザイナーや学生らしき人たちで
すでに7割型埋まっていた。熱気を感じる。
16時にスタート。会場はほぼ満員。
小林章氏はドイツ在住のタイプ・デザイナーで、
自身で欧文書体を制作する一方、書体デザイン界の巨匠、
アドリアン・フルティガーやヘルマン・ツァップと組んで、
名作書体の改刻にも携わる、欧文書体の第一人者。
このセミナーでは、資生堂や博報堂の若手デザイナーが
実際に制作中のロゴを、その場で小林氏がアドバイスしたり、
文字詰めの方法などを具体的にレクチャーしてくれたりと、
非常に実践的な内容が目白押し。
後半では、資生堂のAD渋谷克彦氏、ドラフトの植原亮輔氏も参加。
ADCの常連、渋谷氏からの質問に明快に回答したり、
JAGDA新人賞受賞の植原氏が作ったロゴを“文字詰めおかしいですよね”と
バッサリと斬り捨てたり(会場爆笑)と、痛快かつ為になる講座であった。
最後の質問コーナーでは、挙手が止まずにやむなく打ち切る事態。
質問内容を聞いていると、聴講者も皆レベルが高く、
日々の仕事に即した内容が自分にも当てはまることばかりで、
その回答に興味津々。会場全体がそういう雰囲気に満ちていて、
あっという間の3時間であった。
司会の方曰く、去年のゲスト中島英樹氏(2006TDCグランプリ受賞。雑誌cutのAD)が、自分で作った書体を小林氏に見てもらったところ、
かなり多くのダメ出しをされたらしい。
そして、今年作り直して再度小林氏に見せたが、
それでもやはりあちこちとダメ出しをされたそうで、
あの中島英樹でも!?と、書体というものの奥深さに驚かされた。
因みに誤解が無いように補足すると、
小林氏はとても物腰の柔らかい温厚な方です。
というわけで、来年もぜひ行きたいと思った
“好”義でありました。
欧文タイプセミナー(於:女子美杉並キャンパス)へ。
そういえば女子美って来たの初めてだなぁ、
どんな雰囲気なんだろう(ワクワク)と思いつつ、
校門を抜けると、中庭で硬式テニス部が威勢の良い声を上げながら
練習の真っ最中。意外と体育会系。
開講の15分前に到着すると、200名ほど入れる講堂は
僕のような社会人デザイナーや学生らしき人たちで
すでに7割型埋まっていた。熱気を感じる。
16時にスタート。会場はほぼ満員。
小林章氏はドイツ在住のタイプ・デザイナーで、
自身で欧文書体を制作する一方、書体デザイン界の巨匠、
アドリアン・フルティガーやヘルマン・ツァップと組んで、
名作書体の改刻にも携わる、欧文書体の第一人者。
このセミナーでは、資生堂や博報堂の若手デザイナーが
実際に制作中のロゴを、その場で小林氏がアドバイスしたり、
文字詰めの方法などを具体的にレクチャーしてくれたりと、
非常に実践的な内容が目白押し。
後半では、資生堂のAD渋谷克彦氏、ドラフトの植原亮輔氏も参加。
ADCの常連、渋谷氏からの質問に明快に回答したり、
JAGDA新人賞受賞の植原氏が作ったロゴを“文字詰めおかしいですよね”と
バッサリと斬り捨てたり(会場爆笑)と、痛快かつ為になる講座であった。
最後の質問コーナーでは、挙手が止まずにやむなく打ち切る事態。
質問内容を聞いていると、聴講者も皆レベルが高く、
日々の仕事に即した内容が自分にも当てはまることばかりで、
その回答に興味津々。会場全体がそういう雰囲気に満ちていて、
あっという間の3時間であった。
司会の方曰く、去年のゲスト中島英樹氏(2006TDCグランプリ受賞。雑誌cutのAD)が、自分で作った書体を小林氏に見てもらったところ、
かなり多くのダメ出しをされたらしい。
そして、今年作り直して再度小林氏に見せたが、
それでもやはりあちこちとダメ出しをされたそうで、
あの中島英樹でも!?と、書体というものの奥深さに驚かされた。
因みに誤解が無いように補足すると、
小林氏はとても物腰の柔らかい温厚な方です。
というわけで、来年もぜひ行きたいと思った
“好”義でありました。
by tbm18363 | 2007-11-05 14:05 | 小林章
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