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Graphic Design In Japan 2007
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Graphic Design In Japan 2007(旧JAGDA年鑑)が、
ようやく発売されました。

今年ブックデザインを担当するのが
good design companyの水野学氏ということで、
当初の発売予定であった6月から首を長くして待っていました。

手にした感想は“シンプル&ストイック”。

ケースこそ赤と黒のツートンカラーですが、
赤い部分は帯なので、これを取ってしまえば、
完全に黒一色の年鑑。そこに金の箔で文字が押されているのみ。
本文も遊びはいっさいなく、あくまでシンプルで美しい装丁。

どんなデザインなんだろうと期待していた分、
そのシンプルさに少し拍子抜けしましたが、
考えてみれば、年鑑の主役は装丁ではなく、
掲載されている作品たちです。

作品が美しく見えることを最優先した結果が
このデザインなのだと思います。

ただ一つ問題点が。

本文の小口には金付けが施されていますが、
初見の際、これが隣のページとくっついてしまっていて、
ペリペリと剥がしながら用心深くページを捲る羽目になりました。
(一度剥がした後は問題なく読めます)

金付けは、装飾的な意味のほかに、
紙の焼けや腐蝕を防いだり、
紙の端で手を切るのを防ぐのだそうです。

そういえば、2006年版のADC年鑑(デザイン:永井一史氏)は、
小口に銀が施されていましたが、
これも同様の効果があるのでしょうか。

いずれにしてもJAGDA年鑑は、
ADC年鑑とは少し違い、作品に自由さが溢れていて、
見ていると楽しくなってきます。

自主制作に近い賞狙いの作品も中にはあるけれど、
それも含めた“ごった煮”感が、
何とも言えず僕は好きです。

by tbm18363 | 2007-09-26 03:10 | JAGDA

JAGDA新人賞受賞作家作品展2007
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銀座のクリエイションギャラリーで開催されている
上記展覧会へ。

今年の受賞者は、
日本デザインセンターの軍司匡寛さん、
明学文学部出身の小林洋介さん、
ドラフトの古屋友章さん、の三名。

亀倉雄策のポスターに感化されてデザイナーになり、
JAGDA新人賞まで獲ってしまう小林さんもすごいが、
作品として最も見応えがあったのは
ドラフトの古屋さん。

慶應大学卒業後に多摩美でデザインを学んだという
異色な経歴をお持ちで、年齢は自分と同じ33歳。

ブライトリング(腕時計メーカー)のDMは、
アイデアに溢れていながら決して奇をてらっておらず、
神経の行き届いたディティールがとても美しい。

また、同社の雑誌広告の大胆かつ美しい写真とデザイン。
この写真も本人が撮られたという事に、さらに驚いた。

ALPS工業の企業広告もアイデア、定着ともすばらしく、
今後、デザイン界のトップで活躍されることは間違いないように思う。

そして同時に、ドラフトという会社の懐の深さにも
改めて驚嘆した。宮田識さんはどんな方なのだろう。

上記の作品も収められているJAGDA年鑑、
今年は水野学さんがデザインを担当されたとのことで
いまから楽しみで仕方ない。
by tbm18363 | 2007-06-13 13:37 | JAGDA